今日も、数あるブログの中から、
御縁をいただきありがとうございます♪
延べ10日の豪雪の秋田県出張を終え、
今、帰路についたところです。

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さて昨日、
ちょっと異なる視点で、関連販売や展示販売について紹介しました。
そうしたところ、
他にも「どんなアプローチがありますか?」と、支援先より尋ねられましたので、
ここでは、小規模事業者でも「わかりやすい」数字的アプローチで紹介したいと思います。
ステップ① 何だか「コレとアレと・・」を頭で整理する
日常、売場でメニューや商品の売れ行きを、御客様を接客する中で俯瞰していると、
このようなことを、ひょんな時に考えたことは無いですか?
「最近、アレとコレと、ソレと・・いっしょに購入する方多いかな・・・?なぜ・・」
そうです、まずは、この気づきが重要です。
ステップ② ①の想像について少量のデータを整理してみる
ステップ①で、気になる組み合わせが想像が付いた場合、下記エクセルの集計のように、
1度、レシート単位で、整理してみると良いでしょう。
この場合、「ポテトチップス、ビール、チーズ、ウーロン茶あたりを一緒に購入する方が多い」と思った前提で集計したものです。

ステップ③ 確率を計算し判断
②で集計が出来たならば、下記にような表にて、確率を計算していきます。
例えば、ポテトチップスを購入した人のうちビールを購入した人が1人なら、1÷3=33.3%と計算します。

ここではいくつかの着眼点があると思いますが、事例では以下が言えるでしょう。
・ウーロン茶を買う人は、ポテトチップスを100%購入、チーズを66.6%購入している
ウーロン茶との関連販売売場をポテトチップスとチーズで作る
↑)ここは、わかりやすい論点ですね(笑
問題は、赤字や青字の部分です。
表の中の赤字を見ていきましょう。
・ポテトチップスを買う人は66.6%の確立でチーズを買っている
・チーズを買う人は50%の確率でポテトチップスを買っている
そうですね、部分確率と言いまして、
上記の言葉のように、視点を変えて確率を計算することで、
「どちらの対象を主体に、売場で関連販売すれば良いか?これが明確に見える」ものです。
この場合、確率が高い方を採用し・・
チーズ売場にポテトチップスを寄せるのではなく、ポテトチップス売場にチーズを寄せる方が売れる確率が高まる
このように判断します。
===以上==
一見、難しそうかもしれませんが、取り組んでみると簡単です。
実際、当方の顧問先の小売店や飲食店の方は、1度やってみよ!で直ぐに慣れました。
POSレジが無い・・など
アナログな小規模事業者の皆さん
ぜひ、上記実行、オススメします♪

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==久保正英プロフィール==
≪主な受賞歴≫
2016年 中小企業庁長官賞受賞(中小企業経営診断シンポジウム)
→中小企業診断士 久保正英の中小企業庁 長官賞受賞論文はこちらへ⇒クリック
2013年 中小企業診断協会 会長賞(中小企業経営診断シンポジウム)
≪一般社団法人エコ食品健究会 代表理事 / 経済産業省登録 中小企業診断士≫
加工食品企業や飲食店のマーケティング戦略立案と実行支援(商品・販路等)を直近5年で大手(上場含む)63社に実施。
個人や小規模事業者の支援は専門家派遣事業も含めて直近5年では350社(当事務所スタッフ含む)にのぼる。
応援されて集客(応援客獲得の販促や商品化)できる仕組み(売上を獲得する仕組み)が好評で、ロッテ・湖池屋・カルビー・イトーヨーカ堂・明治製菓・三河屋製菓、カネタツーワン、ユニバース、ヤマザワ、平和堂、天満屋ストア、サミット、日生協、岩下食品、ベイシアカインズグループ等の支援実績を公表している。
≪主な著書≫
「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ

「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS) - 久保 正英
飲・食企業の的を外さない商品開発(カナリア書房)

飲・食企業の的を外さない商品開発―ニーズ発掘のモノサシは環境と健康 - 久保 正英
≪主な委員歴≫
『農水産物の環境情報表 示の在り方検討会(農林水産省2014年・2020年~)』
『CO²の見える化 消費財分科会(環境省~2013年)』
『小規模事業者支援人材育成支援事業」に係る平成30年度 事業推進委員会(全国商工会連合会・中小企業庁)』
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もう一つブログやってます(こちらは柔らかい記事です 笑⇒こちら)
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