主成分分析による販路開拓の進め方(1)小規模事業者向け

まずは、細かい進め方や算定の仕方は後日に順に・・として。
どうやって調査し、分析するのか、そして、その活用方法について、全体像を以下に紹介します。

例えば、ある八百屋で次の様な調査を行ったとします。
・調査について
年間で、最も来店している60歳台以上の方の嗜好と傾向を「より身近に」するため、60歳台以上の方10名と、比較対象としての20歳台以下10名を、無差別に選択(男女関係なく)し、ヒアリングにより、アンケートを経営指導員が回答をお手伝いしたとします。
その際、のちの分析(主成分分析)を意図し、選択肢をを以下の5つに絞り、0~10点満点のうち、各種野菜に「好みを反映した得点」を付けてもらいました。点数が大きいほど「好みである」を表しています。

選択肢:サツマイモ、トウモロコシ、かぼちゃ、春菊、トマト

・集計について
(回答結果の集計)
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・分析について
(第1主成分分析)
2.png

(第2主成分分析)
3.jpg
 
・分析結果の考察について
⇒第1主成分pは、調査対象者の嗜好や傾向を64%構成していることがわかった。
⇒第2主成分qは、調査対象者の嗜好や傾向を23%構成していることがわかった。
⇒第1主成分と第2主成分で、調査対象者の嗜好や傾向を87%構成していることがわかった。
⇒第1主成分pの数値を高めることが調査対象者の満足度向上に貢献するため、かぼちゃ、トウモロコシ、サツマイモ、春菊、トマトの順に優先順位を付けて取り組むことが重要になります。
⇒第2主成分qの数値を高めることが調査対象者の満足度向上に貢献するため、サツマイモ、トウモロコシに力点を置いた活動が重要になります。
⇒調査実施時に、来店顧客に尋ねた野菜の「風味を踏まえた表現の要素」は以下の通りです。
4.jpg
⇒主成分得点を散布図に図示すると以下のようになり、来店顧客の嗜好や傾向が見えてきます。
5.jpg
⇒上記、散布図を踏まえると、60歳台以上の方は、甘味が濃い、苦みが濃い、香りが濃いといった嗜好や傾向を持っており、野菜の風味に「ハッキリ」した回答を求めていることがわかります。
⇒上記、散布図を踏まえると、20歳台以下の方は、甘味が濃い、苦みが薄い、香りが薄いといった嗜好や傾向を持っており、野菜の風味に「甘味」を求めていることがわかります。

==以上==
いかがでしたか?事例として、かなり強引な展開でしたが、あしからず♪

今回のキーワード:統計分析,飲食店,マーケティング,販売促進,商品開発,メニュー開発,集客,食品,広告宣伝,中小企業診断士,販路開拓,販促


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==久保正英プロフィール==
≪一般社団法人エコ食品健究会 代表理事 / 経済産業省登録 中小企業診断士≫
加工食品企業や飲食店のマーケティング戦略立案と実行支援(商品・販路等)を直近5年で63社に実施。個人や小規模事業者の支援は専門家派遣事業も含めて直近5年では350社(当事務所スタッフ含む)にのぼる。
応援されて集客(応援客獲得の販促や商品化)できる仕組み(売上を獲得する仕組み)が好評で、ロッテ・湖池屋・カルビー・イトーヨーカ堂・明治製菓・三河屋製菓、カネタツーワン、ユニバース、ヤマザワ、平和堂、天満屋ストア、サミット、日生協等の支援実績を公表している。
≪主な委員歴≫
『農水産物の環境情報表 示の在り方検討会(農林水産省2014年~)』
『CO²の見える化 消費財分科会(環境省~2013年)』
『小規模事業者支援人材育成支援事業」に係る平成30年度 事業推進委員会(全国商工会連合会・中小企業庁)』
≪主な受賞歴≫
2016年 中小企業庁長官賞受賞(中小企業経営診断シンポジウム)
→中小企業診断士 久保正英の中小企業庁 長官賞受賞論文はこちらへ⇒クリック
2013年 中小企業診断協会 会長賞(中小企業経営診断シンポジウム)
2012年 フード・アクション・ニッポン販売促進・消費促進部門 入賞(社)エコ食品健究会)
≪主な著書≫
「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ(同文館出版)
久保正英 著書.jpg
飲・食企業の的を外さない商品開発(カナリア書房)
久保正英 著書2.jpg
著書についてはこちらへ(1冊目クリック)(2冊目クリック

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