飲食取り扱い事業者の簡易な採算管理

「あなたのビジネスは1分当たり、あるいは1秒あたり どのくらいの費用が掛かっていますか?」

この質問に即答できる方には中々、出会ったことが無いのが実際です。

逆にこの質問に即答できるようなら、おそらくその方は「儲かっている」可能性が高そうです。

では、支援先の飲食店の話を事例にしてご案内しましょう。

その飲食店、1分あたり42円の費用が掛かっています。

具体的には、電気代2.1円、ガス代0.67円、水道代0.056円、賃料9.1円、教育訓練費0.0834円、人件費28.7円、ガソリン代0.65円・・等々。

1分当たり何円の費用が掛かっている?

この求め方はいくつかアプローチがあり、
いわゆる損益分岐点分析などで可能なのですが、
簡単で、すぐにアプローチできる方法を紹介します。

それは、直近年の確定申告額(決算額)の費用総額を確認し、
1年=365日=365×24時間×60分で割り算してやればいいのです。

1秒あたりなら、さらに60秒を掛けて割り算です♪

この飲食店の場合1分で42円ですから、1時間あたり42円×60分=2520円の費用が掛かっています。

これは定休日であれ、開店前であれ、
時間当たり2520円掛かり続けていることになりますよね。

そうするといかがでしょう。

1日あたりでは、24時間×2520円=60480円の売上を確保しないと、その日は赤字になってしまいますね。

実は、ここで紹介した飲食店であれ、農業であれ、この費用感がとても大切なのです。

費用を知ることで、1時間あたり、1日あたりの確保しなければならない売上が見えてくるものです。

そして、
その費用をリカバリーする(売上を確保する)意識が生まれてきます。

参考に、支援先の農家を紹介します。

1分当たり21円の費用が掛かっています。
1時間では、21円×60分=1260円
1日では、24時間×1260円=30240円
1年では、365日×30240円=11037600円

つまり、年間で売上11037600円超を確保しないと利益が出ない計算です。

年間で11037600円超と言われてもピン!と頭が働かないので、
1日あたり30240円を上回ることだけを考えて商売することがコツです。

通販で個人で卸していて、例えば3000円の野菜詰め合わせボックスであれば11箱以上、
10000円程度にもなる業務用であれば4箱以上、
これが販売できれば1日の費用を上回る売上が確保できたことになります。

結果、日々の積み重ねが黒字の積み上げです。

以上、読者の皆さん、いかがでしたか?

1分あたり何円の費用が掛かっていますか。
1時間あたり、1日あたり・・
このことを知ることから、

飲食店であれ、食品メーカーであれ、農家であれ、

採算管理が簡単にスタートすることになるのです♪

1分あたり、1時間あたり、1日あたり・・
この1区切り1区切りで利益を出そう!(費用をリカバリーしよう!)という意識が大きくなればなるほど、
あなたの商売は儲かっていくことになるでしょう。


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今回のキーワード:採算管理,意志決定,飲食店,食品物販,マーケティング,販売促進,商品開発,メニュー開発,集客,食品,広告宣伝,チラシ作成,販路開拓,販促


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==久保正英プロフィール==
≪一般社団法人エコ食品健究会 代表理事 / 経済産業省登録 中小企業診断士≫
加工食品企業や飲食店のマーケティング戦略立案と実行支援(商品・販路等)を直近5年で63社に実施。個人や小規模事業者の支援は専門家派遣事業も含めて直近5年では350社(当事務所スタッフ含む)にのぼる。
応援されて集客(応援客獲得の販促や商品化)できる仕組み(売上を獲得する仕組み)が好評で、ロッテ・湖池屋・カルビー・イトーヨーカ堂・明治製菓・三河屋製菓、カネタツーワン、ユニバース、ヤマザワ、平和堂、天満屋ストア、サミット、日生協等の支援実績を公表している。
≪主な委員歴≫
『農水産物の環境情報表 示の在り方検討会(農林水産省2014年~)』
『CO²の見える化 消費財分科会(環境省~2013年)』
『小規模事業者支援人材育成支援事業」に係る平成30年度 事業推進委員会(全国商工会連合会・中小企業庁)』
≪主な受賞歴≫
2016年 中小企業庁長官賞受賞(中小企業経営診断シンポジウム)
→中小企業診断士 久保正英の中小企業庁 長官賞受賞論文はこちらへ⇒クリック
2013年 中小企業診断協会 会長賞(中小企業経営診断シンポジウム)
2012年 フード・アクション・ニッポン販売促進・消費促進部門 入賞(社)エコ食品健究会)
≪主な著書≫
「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ(同文館出版)
久保正英 著書.jpg
飲・食企業の的を外さない商品開発(カナリア書房)
久保正英 著書2.jpg
著書についてはこちらへ(1冊目クリック)(2冊目クリック

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